日本を代表するパンクロックバンド「Hi-STANDARD(ハイスタ)」をご存知の人は多いですよね。日本の音楽ファンにとっては伝説的な存在です。
で、きたる4月22日にハイスタのサブスク(定額制サービス)が解禁されました。
これからハイスタを知らない世代にも広がりを見せていくでしょうから、「まずはこのオススメ3曲をおさえておこう!」ということで記事を書きます。
今から20年ほど前にハイスタに魅了された私も、中学生時代からのファンです。当時の10代のあいだですごく流行っていたことや、それぞれの曲に込められたメッセージ、聞いてみた感じていたことなど、これまでの経験をもとに書いていきますね!
ハイスタのオススメ①「This Is Love 」
ハイスタの数々の名曲のなかで、個人的に一番好きなのが「This is Love」です。
これは2000年4月5日に4曲入りシングルとして発売された『Love Is A Battlefield』のなかの一曲ですね。実はこの年にハイスタは活動を休止するので、そういう意味でも印象に残っている曲なのかもしれません。活動休止前の最後の作品なのです。
(ハイスタは2000年のAIRJAMを最後に10年間の活動休止にはいる)
はじめてこの曲を聴いたのは中学生の頃で、うまれてはじめての「英語曲」だったように思います。友達のお兄ちゃんにすすめられて聴いてみるとなんとも耳障りがよく、とりあえず聞き取れる単語の部分をひたすらにリピートで口ずさんでいました(笑)これをきっかけに、洋楽にも興味を持っていった気がします。ハイスタ音楽の楽しさに気付かせてくれたんですよね。
和訳を調べてみると、ど直球で愛を伝えている曲であることが分かります。「This is Love」というタイトルどおりの歌詞になっています。
曲のはじまりが『きみが僕の天使だって気付いている?』ですし、『ずっと一緒にいないか?きっとこれは愛だから』という歌詞で一章をしめくくるのです。
思春期のころはさすがに少し照れましたけど、今きくとこんなに直球で愛を伝えられるって素敵なことだと思います。言葉にしないと分からないことも多いですからね。好きな人ができて気持ちを伝えたいときなんかも、勇気をもらえると思います!
ハイスタが気になる!なんて場合はまず「This Is Love」からチェックしてみてください!
ハイスタのオススメ②「STAY GOLD」
個人的おススメの2曲目は「STAY GOLD」です。ハイスタを語る上で外せない曲と言っていいでしょうね…!
これは1999年6月30日にリリースされたアルバム『MAKING THE ROAD』に収録された一曲です。このアルバムは国内外をとわず100万枚以上の売上を記録し、かなり少ないメディア露出にもかかわらず爆発的なヒットだったので、当時はかなり異例の出来事だったみたいですね。
それまでパンクロックに興味もなく、平凡な田舎の中学生であった私も知ったくらいですから、どれほど世間を騒がせたかが分かります。特にこのSTAYGOLDは今でも愛される曲で、「ハイスタはそんなに知らないけどSTAYGOLDは聞いた!めっちゃいい曲だよね!」という人も多いでしょう。
私も和訳を見ながら曲を聴いていたのですが、中学生ながらに心にしみたんですよね…!
というのもこのSTAYGOLDは「輝き続けよう」という意味がこめられていて、夢を追っていたあの頃の回想から曲がはじまります。
『自分にも夢があった。でも今は平凡な毎日。だけど自分の人生で輝き続けよう』と言うメッセージを感じます。誰でも夢や目標をおった経験があって、必ずしも成就するわけじゃないかもしれないけど、人生を肯定していいんだよなんてことを言われている気になります。
誰しもが回想できるシーンを描けるし、でもそれでも今を生きてればいいじゃないかといった「切なさ」と「許容」を感じる一曲なんですよね。
なんというか、夢破れて地元に帰った時に聞きたくなる曲です。人生に大切なことを教えてくれるので、ぜひ聞いてみてください!
ハイスタのオススメ③「My first kiss」
キテレツ大百科ってご存知ですか?
私が子供のころはまだテレビ放送していた、藤子不二雄先生作の児童向けギャグ漫画ですね。実はそのエンディング曲である「はじめてのチュウ」を英訳したのがこの「My first kiss」なのです。実際に曲の最後でははじめてのチュウと日本語で歌っています。
キテレツ大百科のコロ助をみて育った世代としては、「聞いたことのあるメロディーの曲が英語になってすごくかっこいい!」と衝撃だったんですよね。
遊び場といえばカラオケボックスが定番だった当時、みんなで合唱していました。英語で歌えたらカッコイイと感じていた年頃のせいもあったと思います(笑)ちなみにこの曲自体はカラオケにはいっていなかったので、原曲の日本語版をいれてテンポを速くして、耳覚えのある英語をうたって盛り上がっていました。
おそらく原曲を聴いたことはある人が大半だとは思うので、ハイスタのカバーセンスの高さも感じれる仕上がりになっていると思います。この曲を通じてハイスタを知ったという人も多いので、サブスク解禁のタイミングで改めて聴いておきたいですね!
ハイスタのサブスクで名曲を振り返ろう!
4月22日にハイスタのサブスクが解禁され、ファンにはたまらないですよね。私も当時の思い出を振り返りながら、懐かしい気持ちにひたりながら聴いてみようと思います。
ちなみにサブスクとは定額制サービスのことで、ハイスタはこれまでの全楽曲を解禁しています。実はそれまで「メンバーの横山健さんが音楽のサブスク配信に懐疑的」という情報もあったのでどうなるかと思っていたのですが、どんなカタチでもファンとしては応援していきたいですよね。
ちなみにAppleMUSICやSpotifyなどの主要音楽ストリーミングサービスでもれなく聞けますので、この機会にあらためてハイスタに浸っていきましょう。
「ハイスタにちょっと興味あるな…」と感じている人は是非、上記3曲から聴いてみてくださいね!