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般若武道館ライブの結果は?兄弟でも楽しめるヒップホップイベント

般若の武道館ライブの入り口の看板

テレビ朝日の人気番組「フリースタイルダンジョン」でながらくラスボスを務めたラッパーの般若。本人が夢だったと語る武道館でのライブが、2019年の1月11日に開催されました。

私も兄弟と一緒に楽しんできたので、般若の武道館ライブの結果はどうなったのか?をこの記事ではお伝えしていきます。

開催前には「チケットが売れない」とか「ガラガラらしい」とか言われていましたが、全然そんなことはありませんでした。大盛況だった般若の武道館ライブの、個人的みどころをお伝えしていきます!

般若の武道館ライブは兄弟で楽しめた

般若の武道館ライブは兄弟で楽しんできました。というのも、弟も私に似て日本語ラップが大好きなんです。多感な時期って、お兄ちゃんの影響をすごくうけますよね。

私がよくヒップホップを聴いていたせいか、弟もかなり好きになっていたようで、友人と行くカラオケでもラッパーの立ち位置なんだそうです。なかでも般若のアルバムは全てコンプリートするほどのヘッズなので誘ってみました。もちろん兄として、チケット代はすべて出してあげましたよ!笑

※開演前の様子

で、結論は二人で肩を組んで大合唱してしまうほど、楽しむことができたんですね。

実は般若の音楽にハマったころ、僕たちは社会人と学生という立場で二人暮らしをしていました。ちょうど親とも疎遠になってしまった時期だったので、二人でなんとかやりくりをしていたのです。

ヒップホップには「人生逆転しようぜ」というメッセージも含まれています。特に般若から『反骨心』を感じた私たちは、自分たちも今の状況を抜け出すんだ!と思ってよく聞いていたんですよね。そのせいか、ライブ中でも披露していた代表曲はほぼうたうことができます。

懐かしい曲のイントロがかかるたび、「おお、これよく聴いてたよな!」とか「うわ、やっぱりこの曲きたかー!」と二人で大盛り上がりでした。時には一緒になってサビ部分を合唱して(会場全体で大盛り上がりなので恥ずかしさはありません)、満足げにハイタッチをしていましたね。

豪華ゲストが出演しおわって、「これからずっと俺ひとりだよ」と般若が語ったあとには兄弟で大好きな『最ッ低のMC』が流れました。もう、イントロでトリハダがたち、最初から最後まで歌ってしまいましたね。

結果、般若の武道館ライブは最高に楽しめたのは間違いありません。すでにDVDにもなって発売されているみたいなので、ぜひ永久保存版として家に置いておきましょう!

ちなみに、公表もされていましたがライブのセットリストはこんな感じでした↓

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01.ぶどうかんのうた
02.ここにいる
03. 生きる
04. 世界はお前が大ッ嫌い
05. 向こう側
06. 春一番
07. FLY
08. 3:56
09. 理由
10. はいしんだ
11. Beats&Rhyme(ゲスト:MACCHO / NORIKIYO)
12. HUNGRY(ゲスト:SHINGO★西成 / ZORN)
13. MONSTER VISON(ゲスト:CHICO CARLITO / T-Pablow / DOTAMA / 漢 a.k.a. GAMI / サイプレス上野 / R-指定)
14. ダレも知らないブルース(ゲスト:t-Ace)
15. 最ッ低のMC
16. ライン~境界線~
17. 素敵なTomorrow
18. タイムトライアル
19. 何者でもない
20. 土足厳禁
21. オレ達の大和
22. ゼロ
23. 君が居ない
24. その男、東京につき
25. 路上の唄
26. 関係あんの?
27. スーパースター
28. やってやる
29. ビルの向こう
30. 何も出来ねえけど
31. 大丈夫
32. 夢の痕
<アンコール>
33. 家族
34. 家訓
35. やっちゃった
36. MY HOME
37. 心配すんな
38. サイン
39. 乱世
40. あの頃じゃねえ

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般若武道館ライブの個人的みどころ

実際に足を運んでみて気付いた、般若の武道館ライブの個人的みどころを3つに厳選してみました!

1.般若の圧倒的熱量がトリハダ

2.オープニングムービーが最高(笑)

3.テレビでみるラッパーが普通に客席にいる

般若のライブに行った経験がある人は分かると思うのですが、熱量がスゴいですよね。小さなハコだと、それこそ受け止めきれないくらいの熱さがあると思います。

ちなみに私は武道館の2階席だったので、ステージ前にくらべたらかなり距離があったんですね。それでもマイクを通して伝わる般若の気迫に、終始トリハダをたてていました。彼くらいの熱量だと、「武道館でちょうどいいのかな」という印象です(笑)

また、オープニングムービーが最高でしたね!

いかにも般若っぽいというか、「クスクス」といった笑いが会場中からもれていました。ネタバレになるのですが設定は『何十年後かの般若家』で、おじいさんになった般若が本当に武道館でライブやったのか?と孫から疑われるというものです(笑)

それを演じるのも他のラッパーたちなので、ファンにとっては新しい一面が見れた貴重なムービーでしたね!

あとはなにより、メディアで見るラッパーが普通に客席に座っていることに興奮しました。知っている芸能人がすぐ近くにいたら、テンション上がりますよね?

これがヒップホップのいいところだよな~と思いつつ、般若が日本のヒップホップシーンに大きな影響を与えてきたことがよく分かりました!

とにかく色んな角度からみどころの多いライブだったと思います。

般若が武道館でライブをやった意味

般若が武道館でライブをやった意味はすごく大きいです。

というのも、メジャーと契約をして広告宣伝をしてもらえばそんなに難しいことではないと思うんです。ただメジャーと契約をすると「好きな表現ができない」「決められたペースで作品を世に出さないといけない」「言いたくないことでも売れるために言わないといけない」という側面があるので(ビジネスなので当然ですが)、ヒップホップシーンの人間はどうしても距離をおいてしまうんですよね。

メジャーのチカラを借りて大々的に宣伝されていれば、それこそ10年は早く般若の武道館は実現していたものだと思います。

それでもコツコツとキャリアを積み重ね、自分だけのチカラで客席を全て埋めて、Youtubeを使ってプロモーションをしてと、般若が武道館でライブをやった意味はとてつもなく大きいなあと感じました。日本のヒップホップシーンに、また大きな影響を与えたと思います!

個人的にもかなり楽しめたライブですし、家族との思い出が増えた貴重な時間でした。やっぱりヒップホップはライブが一番ですよね!

これからの般若の動向も注目しつつ、応援していきましょうー!