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GADOROのアルバムは全て最高!個人的なおすすめ3曲を紹介します

ラッパーGADOROの宣材写真

2020年4月22日(水)にラッパーGADORO(がどろ)の4枚目のアルバム「1LDK(ワンエルディーケー)」が発売されました。

前評判を超える素晴らしい作品でしたが、思えばGADOROのアルバムはどれも素晴らしい出来なんですよね。これからますます知名度を上げていくGADOROですので、新しくファンになる人も多いでしょう。

なのでこの記事では、まず聞いた方がイイGADOROのおすすめ曲をご紹介します。ヘッズ歴10年を超える私の見解を参考にしてください!

GADOROのアルバムはどれも最高の出来

まず前提として、GADOROのアルバムはどれも最高です。もともとはフリースタイルラップのシーンから出てきたGADOROですが、獲得賞金をちゃんと音源の製作にあてているのも好感が持てますよね。

ちなみにGADOROの過去アルバムは以下の通りです。

1st「四畳半」 2017年1月11日発売。12曲収録。
2nd「花水木」 2017年11月22日発売。13曲収録。
3rd「SUIGARA」 2019年3月6日発売。12曲収録。
4th「1LDK」 2020年4月22日発売。12曲収録。

どれもシーンに影響を与えた作品でしょう。1stの「クズ」は若者の共感をかなり獲得しましたし、バトルMCからラッパーへの階段をしっかりと上がった名刺代わりの1枚だったと言えます。

2ndの花水木にも盟友輪入道をむかえたり、3rdのSUIGARAにもレゲエからJ-REXXXをむかえた豪華内容となっています。作品ごとに確実にラップスキルが磨かれているのも特徴ですよね。

今回の4thにはGADORO自身が「あの人の影響でラップをはじめた」と言った般若をむかえています。平均すると1年に1枚のペースで作品を世に出していますが、こうもリリースを続けられるラッパーは少ないでしょう。

ライブも精力的にこなすGADOROのアルバムは、どれもが全て素晴らしい作品になっています。

GADOROのアルバムからおすすめ3曲を紹介

これまでのGADOROの作品の中から「おすすめの3曲」に絞ることはかなり難しいですが、最近になってGADOROを知った方にはぜひチェックしてほしい3曲を紹介しますね。

勇気をもらえる「チャレンジャー feat.J-REXXX」

この曲はレゲエからJ-REXXXをむかえた傑作ですよね。発売後すぐに購入したのですが、「これからひっくり返すぜ」という勢いを感じるリリックに、GADOROの言葉ががっちり乗っているので勇気をもらえます。

また、レゲエ界からむかえいれたJ-REXXXの唄うHOOK(ヒップホップでいうサビ)の迫力がとんでもありません…!

曲中のパンチラインは間違いなく『俺の言葉を味方にしな/お前のハンパな仲間よりは頼りになる』でしょうね。

GADOROを知ったばかりの人も好きになってくれる1曲だと思います。

GADOROの代表曲「クズ」

GADOROを語る上でこの「クズ」という曲は欠かせません。彼自身が過去にお金の問題を抱え人に迷惑をかけてきたことを吐露するような内容になっています。

自分の弱さをそのまま作品に落とせることがヒップホップの素晴らしさでもあると思います。この曲でGADOROを知った人は多いでしょうが、弱さに共感した人がほとんどでしょう。本当なら隠したい感情を吐き出すことで、「またがんばろうぜ」と前向きになれるからでしょうね。

音楽のチカラを感じるこの一曲もぜひ、GADOROを知った人には聞いてほしいです。

曲中のパンチラインを上げるとすれば『全て自己責任さ何も文句ないぜ/涙と同時に啜ったノンフライ麺』でしょうか。男性なら一度は情景が浮かぶ素晴らしい描写ですよね。

ファンも待ちわびた「U love song feat.般若」

GADORO本人も「般若の影響でラップをはじめた」と言っていますが、自分が憧れたレジェンドと一緒に曲をつくれるって夢がありますよね。ヘッズも待ちわびた一曲だと思います。

GADOROの4thアルバムのジャケット

個人的にも般若とGADOROは似ている部分があると感じています。

例えば般若も20代のころって「一人で活動している」「孤高のMC」という印象が強かったんですよね。かなり尖っていた印象を受けます。GADOROもまさにそうで、積極的に客演をしていくようなイメージはありません。あくまでも自分の音楽を自分のラップで表現していくというか。

ヒップホップ界隈だと全曲客演をつけて豪華なアルバムにすることもよくあるのですが、逆をいく感じですよね。

般若も曲中で「GADOROも俺もひねくれたチャンプ」とラップしていましたが、似た者同士として認めあっているのかもしれません。そんな背景を考えると、4thアルバムで最も聴きごたえのある曲でした。

パンチラインは『不可能の逆、可能じゃなく挑戦』でしょうか。勇気をもらう人は多いでしょう。あるいは般若バースの『素直になれたら辞めてるジャンル/GADOROもオレもひねくれたチャンプ』ですかね。

似た者同士の二人が奏でるカッコイイラップがなんとも言えません。

また、GADOROのリリックで「真柴も好きだが俺ならば木村」というラインがあります。これは般若のやってやるという曲と関連付けていて、『一歩も好きだが俺なら真柴』というリリックがあるのです。

二人の間にリスペクトがあることを感じましたし、そういう意味でも4thアルバムのなかでもっとも聴きごたえのある曲でした。

GADOROのアルバムは今後も目が離せない

ということで、GADOROのアルバムはどれも最高の1枚になっています。

つねに挑戦をしている姿がカッコイイですし、聞き手としても刺激をもらいますよね。

今後も活躍が止まらないGADOROをよく知っておけばライブも楽しめるので、まずはこの記事で紹介した3曲を押さえてみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。